広告のいろは

Googleの思想を踏まえたSEOの基本と仕組み

月間2億PVのメディアに5年在籍した経験をもとに、SEOをGoogleの基本的な考え方を切り口に書きました。

Webマーケティングに携わっている広告主・代理店の方から、個人のブロガー・アフィリエイターの方までできるだけ幅広くまとめました。

SEO対策を何していいかわからないという初級~中級者の方の参考になれば幸いです。

SEOの強み

そもそもWEBマーケティングにおいて、なぜSEOが重要なのでしょうか。

それを理解するためには、まずはSEOの本質的な強みから知る必要があると思っています。

私が考えるSEOの強みは、大きく3つあります。

ニーズが言語化され、能動的に動くユーザーへのアプローチ

SEOは、ニーズが言語化された瞬間のユーザーにアプローチすることができます。

例えば、「シワ 美容液 おすすめ」と検索するユーザーは、シワに悩んでいてオススメの美容液を知りたい・欲しい考えている可能性が高いです。

この場合の検索は、今の自分の欲求を検索窓に自ら入力し言語化していると言えます。

さらに言うと、今まさに知りたい・欲しいと考えています。

そのニーズが顕在化した「瞬間」をアプローチできるというのは、大きな強みです。

 

検索エンジンからの他薦でアプローチ

でもそれって、リスティング広告でも同じじゃんという声が聞こえてきそうです。

では、実際に、他のWEB広告と比較した上でSEOの強みを確認しましょう。

ディスプレイ広告の場合は、性・年代別やサイト観覧履歴からバナーを配信できます。

またリスティング広告は、ニーズを言語化したユーザーではありますが、あくまで自社商品の訴求でしかありません。

一方でSEOは、GoogleやYahoo!が検索意図を読み取り、その検索意図を満たすサイトを紹介してくれます

このようにSEOは、検索エンジンからの他薦と言えます。

 

リスティングよりも多くのクリックを獲得できる

SEOは、リスティングと比較してより多くのクリックを獲得することができます。

上記の画像のように、検索数に対してリスティング広告のクリック率は約20%と言われています。

それに対して、SEOのクリック率は約80%と言われており多くのクリックの獲得ができます。

また、CV算出の方程式は

CV=imp×CTR×CVR

となっています。

impを検索結果画面とした場合、以下にクリックされるかが重要です。

限られた検索数に対してクリック数を最大化させるには、SEOからの流入は必須といえます。

加えて、リスティングはクリック数に応じたCPC課金ですが、SEOはいくらクリックされても無料です。

 

以上のことから他のWEBマーケティングと比較しても、SEOで上位表示させることはWEBマーケティングにおいて重要といえます。

・ニーズが言語化され、能動的に動くユーザーへアプローチできる

・Googleからの他薦でアプローチできる

・リスティングよりも多くのクリックを獲得できる

 

検索順位が決まる仕組み

WEBマーケティングにおいてSEOが重要であることは理解いただけたかと思います。

では、どうやったら検索順位があがるのか!

それは、Googleを理解する必要があります。

なぜGoogleなのか。

それはスマホにおいてはGoogleの方が検索されており、

かつ現在PCよりもスマホでの検索されることの方が多いからです。

具体的にはスマホ7割、PC3割と言われています。

 

Googleが目指すところ

色々なテクニックがありますが、Googleの目指す方向性を知り、その方向性に向かうことが検索上位への道となります。

Google創業者のラリー・ペイジは次のようなことを言っています。

完璧な検索エンジンとは、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーのニーズにぴったり一致するものを返すエンジンである。

ラリー・ペイジ

この言葉の通りGoogleは、独自のアルゴリズムで、ユーザーニーズにマッチしているであろう順番で表示させています。

 

Google評価の概念

Googleの評価は、「ページクオリティ」「ニーズメット」の掛け算に対してスコアロス分を引いたものであると言われています。

検索上位=「ページクオリティ」×「ニーズメット」ー「スコアロス」

では、上記の3つの言葉が何を指しているのか、それぞれ解説していきます。

 

ページクオリティについて

れだけ信頼性の高いサイトかどうかです。具体的には以下の2つになります。

E-G-T:専門性・権威性・信頼性の高さを保有コンテンツや外部評価によって判断

YMYL:生命やお金に関する情報については特にサイトとしての信頼性を重視

E-G-Tには、運営者情報の明記も重要といわれています。

では、専門性や信頼性ってどのようにして評価しているのでしょう。

評価は以下の3つで判断しています。

リンク:第一に外部評価が重要です。いわゆる外部リンク。

コンテンツ:コンテンツの専門性や更新性、情報量など。

ユーザーエクスペリエンス:ページの表示速度やモバイルフレンドリー。

このようにページクオリティは、サイトの信頼性をリンクやコンテンツ等から判断しています。

 

ニーズメットについて

ニーズメットは、ユーザーの検索ニーズにどれほど応えているかを図る指標です。

ニーズの把握は、以下の3つのステップです。

①言葉の解釈

言葉の解釈とは、例えばワンピースと検索した時に、漫画のワンピースなのか女性服のワンピースなのか。

検索ワードの連続性からユーザーが入力したキーワードがどっちなのかを解釈します。

 

②検索者の意図

検索者の意図とは、何を意図としてその検索を行っているかの把握です。

検索者の意図は、大きく4つ大別されます。

①Doクエリ

遷移した先でアクションを起こす意図のあるクエリ。

例:「シワ 美容液 おすすめ」や、「北海道 ホテル 予約」などです。

②Knowクエリ

情報を求める意図のあるクエリ。また「炭酸水とは」のようにKnowの中でも求める情報がシンプルなクエリもあります。

例:「シワ 原因」や「ブースター 使い方」など。

③ビジット・イン・パーソンクエリ

検索した場所に行く意図のあるクエリ。

例:「恵比寿 美容室」などのように行き先を求めているクエリ。

④ウェブサイトクエリ

そのサイトに行くことそのものが意図であるクエリ

例:「楽天」や「食べログ」などのいわゆる指名ワード。

 

③ニーズの理解

検索ユーザーが本質的に求めている情報をより正しく理解できるようになっています。

言語理解を促進したアルゴリズムがどんどんアップデートされており、代表的なアップデートに「ハミングバード」というものがあります。

これにより検索時に使われるキーワードを理解し、より正確な言葉に自動的に置き換えてくれるようになりました。

また、ランクブレインというAIをベースとし、ユーザーが入力したキーワードのニーズをより正確に理解でいるように学習していくアルゴリズムもあります。

リンク:関連するサイトにリンクをもらえているか。外部サイトのキーワードとの近接度

コンテンツ:ユーザーの検索意図に応えられているか。意味が広い場合網羅できているか。

ユーザーエクスペリエンス:検索結果からのクリック率や、直帰率。

 

①言葉の解釈:キーワードが何を指しているかの解釈

②検索者の意図:検索ユーザーが何を求めているか

③ニーズの理解:ユーザーが入力したワードの「隠れたニーズ」の把握

 

スコアロスについて

Googleの評価は、「ページクオリティ」と「ニーズメット」の掛け算から、スコアロス分をひいいたものです。

スコアロスには、マイナスの評価を受け取る要因の他、本来プラス効果をもたらすものを活用できていなこともあります

マイナスとなりうる要因

①重複・低品質なコンテンツ。Googleの評価の妨げになったり、ユーザーにとって有益ではないコンテンツ。

②自動・手動ペナルティ。外部リンクによるペナルティやファーストビューに広告を出し過ぎるなど。他にもユーザー体験を損ねるサイトへのペナルティ

③本来プラス効果をもたらすものを活用できていないこと

④情報の構造化

保有している情報を漏れなく、位置関係を含め正しくGoogleに認識させられるているか。

 

まとめ

日々SEO改善といっても、とにかくhタグを変えてみたりテキストの量増やしたりしてると、自分が何をしていいのかわからなくなってしまうことがあります。

今自分がやっていることは、Google評価のどの部分にあたるのでしょうか。

また、他にできることはないか、Googleの仕組みを俯瞰してみると案外やっていなかったことがあったります。

定期的に、この記事を見直して網羅的にSEO戦略取り組みましょう。